特徴１）野球は楽しく真剣に！

『一人一人違っていい』八王子ボーイズが大切にする信念です。「学童野球でも活躍しもっと高いステージで自分を試したい」「周りと比べてカラダは小さいけど自分の可能性にチャレンジしたい」「自分の得意な部分をもっと伸ばしたい」などなどあらゆる思いを大切にしています。

そのような思いに応える環境・指導者・仲間がここにはあります。

八王子ボーイズの野球指導においては、ココロとカラダの発育に十分考慮しながらも、高校野球やその先の世代で大きく花開くための土台を作るという事を念頭に「心・技・体などの＝野球力」またそれを支えることになる「人間的な魅了＝人間力」を選手一人一人が主体的に身に付けていくという事を大切にしています。

野球力の部分において、小学生～中学生年代における野球特有の「スキル」習得が非常に重要となりますが、ただ漫然と素振りや投球を繰り返す従来型の指導は排除し、投球・打撃・捕球などの動作指導を三年間かけてじっくりと行っていきます。またそれら動作を支える「カラダ」に関しても小学生～高校生のような体格が混在する中学生世代の発育を考慮してプログラムを組んでおり、またメディカルチェックなどの障害予防にも積極的に行っております。「ココロ」に関しても、専門家と協力のもとモチベーション・競技力向上・発揮力向上を目的にチーム全体・個人個人の目標設定などにも力を入れて取り組んでいます。

また人間力の部分においては、「時を守る（時間・期限を守る）、場を清める（整理整頓・道具を他大切にする）、礼を正す（挨拶・返事を気持ちよくする）」この三原則を大きな柱に、お互いが気持ちよく野球に取り組みパフォーマンスが高められるよう、また社会に出てもこれらの事を八王子ボーイズの活動内外を通じて実践しようと取り組んでおります。

指導者たちは選手たちに分かる形で伝えながら対話を繰り返し、中学三年生になる頃にはこれらの事をベースに高校野球でも自分で野球力や人間力について考え、自ら道を切り拓いていけるような姿になってくれる事をイメージして指導にあたっています。 

私たちは、八王子ボーイズで3年間ともに汗を流し卒団した選手たちが、その後華やかな高校野球を終え自分を振り返ったとき「八王子ボーイズの３年間は高校野球に負けず劣らず充実していたし、楽しかった！！」と思ってくれるような存在でありたいと思っています。たとえ高校野球への通過点であったとしても「中学野球という1度しかない期間を目一杯生きてほしい」そう考えます。

夏休みや年末の時期になると、高校野球などで活躍する卒団生たち、指導者の教え子や仲間が八王子ボーイズ専用グラウンドに帰ってきます。それぞれ練習に入り後輩たちにアドバイスをしたり、自分の練習をしたり、思い思いに過ごしていますが、何気ないこの光景を大切にしていきたいと思っています。

一生懸命にボールを追い、野球の楽しさも厳しさも本気で味わったからこそできる人と人との輪がそこにはあります。在団生たち、これから八王子ボーイズへ入団する選手たちにも、ぜひともこの輪の素晴らしさを実感してほしいと願っています。